今年も東大寺にてお水取りの行事が執り行われる季節となりました。
花萬では、毎年東大寺様よりお水取りの際に練行衆の方々にお出しする精進料理をご担当させていただいております。
東大寺二月堂で行われます修二会は、天平勝宝4年(752年)より始まる行事です。
鎮護国家、天下泰安、風雨順時、五穀豊穣などの万民の幸福を願う意味を持ち、東大寺の1250年以上もの長い歴史において一度も途絶えることなく今日までこの修二会は「不退の行法」として続けられてこられました。
花萬では祇園花萬(休業中)の料理長を務めておりました濱 元太が、一から御品書を作成し、素材ひとつひとつから仕込みを監修しております。
東大寺修二会の精進料理を任されるというのは、一仕出し屋として大変名誉なことであり、光栄の極みと感じております。
濱を含め、花萬社員一同、これからも京都宇治の地から、日本一の仕出し屋を志し、精進して参ります。
<<御品書抜粋>>
豆ふ田楽、大徳寺麩、椎茸塩焼、丸永源寺こんにゃく、
胡麻豆ふ、汲上湯葉、刺身こんにゃく、高野豆腐、新牛蒡醤油漬、
畑菜と揚の焚いたん、山くらげの煎り煮、金時豆利休揚……
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